今までは、ただ上を目指してがんばるだけっだったのが今では目指される立場にある。
今年の中日クラウンズではそんな下から迫ってくるプレッシャーを初めて味わった。
2位と6打差で迎えた最終日、誰もが余裕の優勝だと思っていただろう。
だが、終わってみたらスコアを2つ落として2位と2打差。
初日は-5、二日目は-6、三日目は-7。なのに最終日は+2。
大会最小スコアを期待していた人も多かったと思う。
その結果の裏側に、僕の心境はこんなだった。
12番までは何も意識することなくたんたんと普段どおりにプレーをしていた。
しかし、13番のティーグラウンドに差し掛かったところ、前の組が詰まっていて、10分弱待つことになった。
そこでものすごいプレッシャーを感じることになる。
最終日には絶対に目にとめない速報のスコアボードだが、13番のティーグラウンドでつい目にしてしまった。
なんと、だいぶ先の組でプレーしていたシーハン選手がものすごい勢いでスコアを伸ばしているではないか!
まったく意識もしていなかったのに嫌なことを考え始めてしまった。
この時点でシーハンは-14でオレは-20。
もしここからすべてボギーを叩いたらシーハンに追いつかれてしまう。
そこから妙にスコアが気になりだしてスウィングが思うようにいかなくなった。
しまいには、「片山まんまと勝利を逃す」などの新聞の見出しなども想像をしてしまうほどマイナスの思考が働きだした。
そこからスコアが崩れ始めた。
15,16,17番で3連続ボギー...。
マネージャーが途中で励ましてくれたことにも気づかなかった。
目がイッテしまっていたらしい...。
そして迎えた18番、なんとかパーでフィニッシュすることができ、優勝した。
こんな優勝は、初優勝の時よりもアタフタしたのではないかと今では思う。
身内には冗談半分に、人間らしい勝ち方だったねと茶化された。
しかしとても良い経験になった。
これでまた成長できたのではないだろうか。
片山晋呉
今年の中日クラウンズではそんな下から迫ってくるプレッシャーを初めて味わった。
2位と6打差で迎えた最終日、誰もが余裕の優勝だと思っていただろう。
だが、終わってみたらスコアを2つ落として2位と2打差。
初日は-5、二日目は-6、三日目は-7。なのに最終日は+2。
大会最小スコアを期待していた人も多かったと思う。
その結果の裏側に、僕の心境はこんなだった。
12番までは何も意識することなくたんたんと普段どおりにプレーをしていた。
しかし、13番のティーグラウンドに差し掛かったところ、前の組が詰まっていて、10分弱待つことになった。
そこでものすごいプレッシャーを感じることになる。
最終日には絶対に目にとめない速報のスコアボードだが、13番のティーグラウンドでつい目にしてしまった。
なんと、だいぶ先の組でプレーしていたシーハン選手がものすごい勢いでスコアを伸ばしているではないか!
まったく意識もしていなかったのに嫌なことを考え始めてしまった。
この時点でシーハンは-14でオレは-20。
もしここからすべてボギーを叩いたらシーハンに追いつかれてしまう。
そこから妙にスコアが気になりだしてスウィングが思うようにいかなくなった。
しまいには、「片山まんまと勝利を逃す」などの新聞の見出しなども想像をしてしまうほどマイナスの思考が働きだした。
そこからスコアが崩れ始めた。
15,16,17番で3連続ボギー...。
マネージャーが途中で励ましてくれたことにも気づかなかった。
目がイッテしまっていたらしい...。
そして迎えた18番、なんとかパーでフィニッシュすることができ、優勝した。
こんな優勝は、初優勝の時よりもアタフタしたのではないかと今では思う。
身内には冗談半分に、人間らしい勝ち方だったねと茶化された。
しかしとても良い経験になった。
これでまた成長できたのではないだろうか。
片山晋呉